ROAR ~奴隷時制~ 3rd

アニメ、ゲームの感想を書いたりするブログ。

【みやおの人生】自動車部品工場生産技術編

自動車部品工場ライン作業者編 ←いまここ→ 愛知県自動車部品設計者編

2ndブログが爆散する以前も、自分の人生を振り返ろうとするとこの辺で記事がとまっていた。良くも悪くもこの辺から結構安定していて変化がとぼしくなっていくからである。

まだライン作業者をしているころ、昼休みに工場にはめずらしい和室でいつも休憩していた。一瞬でギブアップすることになる夜勤を務めていたころに、クタクタになりながら夜勤の昼休憩(早朝)をとっていると、見知らぬロン毛の先輩に声をかけられた。信じられないことに、徹夜明けでこれから朝礼に出るらしい。のちに勤める場所の先輩になるYさんだった。

”生産技術”という部署は、製品を製造するラインを設計する内容であった。小さい工場であったため、自分らの部署は(確か)室長のSさん、Yさん、そして自分の3人であった。

このYさんは最終学歴が少年院、飲酒運転で免許剥奪という驚異の経歴の持ち主ながら、ヒョロ男でペーペーの私に存外優しく、職員の少なさから多忙だったものの、自分自身は日をまたいで仕事を行うことはなかった。

Yさんの自宅で奥様と3人で結婚式のムービーを見ながら泊りがけでお酒を飲んだあと出勤したり、関連が深い部署の人と仲良くなったりして楽しく暮らしていた。

少しずつ仕事を覚え始めていた折、室長の指示で現場改善の報告書を作成した。確か、いろんな会社で相見積もりを毎回とるより信用できる一社発注にしてコスト・納期を短縮するみたいな内容だった気がする。

私が務めていた工場は、愛知県に本社を持つ九州の支社だった。その報告書が本社の役員の目にとまり(か単なる気まぐれ)、ある日応接室に呼び出された。このときはまだ、この役員Fと後に大決戦を演じることになるとは全く想像していなかった・・・。

役員F「みやお君、本社ではたらいてみないか?」

みやお「やります」

役員F「いつからでもいい、いつからいけるかね?」

みやお「明日から行けます」

自動車部品工場生産技術編 完