ROAR ~奴隷時制~ 3rd

アニメ、ゲームの感想を書いたりするブログ。

MIYAO VS COOKING ~たこやき~

【はじめに】

料理をこころざす者にとって、その土地土地の郷土を理解するというのは非常に大切なことである
イタリア料理人がイタリアにいって修行するが如く、大阪に引っ越してきた私は現地の食文化を深く理解すべくこの料理にとりくんだ

 

【分量】1320g分(重要※後述)

生地

・薄力粉 200g
・顆粒だし 8g
・水850g
・醤油小さじ1
・卵1こ

具材
・紅生姜
・小ねぎ
・天かす
・タコ
→でかめ。1個のたこ焼きの器に対してこのぐらい(重要※後述)

トッピング(タレで食う前提)
・おたふくのたこ焼きソース(重要)
かつおぶし
・青のり多め(重要)
・マヨ


【たこ焼きとは】
たこ焼きには大きく分けて流派が2つあり、大阪タイプと銀だこタイプに分類される(独断)。
それぞれの特徴は、

大阪タイプ:
・外パリ中トロ
・軽くて何個でもパクパクたべられる
・やや味気ない

銀だこタイプ:
・外カリ中フワ
・1つ1つがしっかり美味しい
・最後揚げるのでやや重い

どちらもそれぞれメリットがあるが、個人的な好みと、より地域に根ざしたという意味で、自分は大阪タイプにいきついた。

【要点】
・生地の分量
実は生地の分量さえしっかりしてしまえば、たこ焼きを丸める動作自体はそれほど重要ではない。
最も肝心なのは、1サイクルのたこ焼き製造に対して生地をMAXまで入れきるということである。


上記の例のように、使うたこ焼き器の量に対してMAXまで生地を注ぐことができれば、最終的はたこ焼きが綺麗な球体となり火の入りも均一する。
逆に悪い例のようにたこ焼き器に対して生地が半分余ってしまった場合に残りを作ったりなどしてしまうと、完成時どうしても楕円形になり火の入りが良くない状態になってしまう。
よって、事前に使用するたこ焼きに水をいれて分量を測っておくことで、かなりの確率で美味しいたこ焼きが完成する。

・具材
また、具材の大きさ、分量も重要である。名前から想像できるように、この料理は加熱中に出るタコの出汁と生地の風味のマリアージュで完成する。
よって主役となるタコは、なんとなくの大きさではなく、この風味をイメージしながら具材のカット及び加熱を行うことで、単なる和風クレープではなく「たこ焼き」という料理となる。
その他の具材は、あくまでタコが主役であるため、邪魔しすぎない程度に配置する。とくに紅生姜は風味が強いため、アクセント程度に留める。

・トッピング
トッピングは様々存在するが、基本となるソース味をしっかり抑えておけばあまり問題はない。変化球の味はそれ自体に味変の楽しみを見出しているため、意外性などの要素が重要視され、多少乱暴な味付けになったほうがかえって目的を果たせるからである。
ソース味で需要な点は2点。おたふくのだしソース味を使う、青のりを多めにかける。
おたふくのソースは、サラサラして底から味を持ち上げるような風味で、大阪タイプのたこ焼きに対して相性が良い。甘味や旨味の強いソースはたこ焼き自体に力がある銀だこタイプに合う。青のりを多くかける理由は、タコが魚介の風味をもつため、その補強として相性がよく、彩りも良くなるため多めにかける。

【作り方とポイント】

まずは鉄板に油をしき、加熱する。このときの油の量は、食べるときの重さに直結するため少なめにしたほうがよい。

そのあとは生地を良い例のように並々と注ぎ、タコをそれぞれ入れた後にねぎ・天かす・紅生姜を撒く。
あとは回転させて球状に整形し、加熱していく。水の分量が多いためそれほど焦げる心配はなく、落ち着いて行えばOK。
完全な球体となった後にも火の入りが均一するよう回転させながら面倒を見続け、タコの水分が気体化し生地内部から水蒸気が発生するようになったら、火を強めにして外周を焼き上げて完成。
トッピングの順序は
たこ焼き→マヨネーズ→青のり→ソース→鰹節の順でかける。


青のりと鰹節は液状の調味料の上にでなければうまく定着しないために交互に配置する。
マヨネーズと青のりを先に配置する理由は、ソースをかけるとその時点でソース味になってしまうため、後の派生のしやすさが良い点(例えば、マヨ→青のり→塩 など)と、青のりとのコントラストがマヨネーズのほうが美しく彩りがよくなるため。